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板金加工では試作板金を製作できることがあります。大量生産のための品質確認としても、小ロット生産にも利用できる試作板金。ここでは試作板金に、その他のどのようなメリット・デメリットがあるのか、依頼の際の注意点も含めて解説します。
試作板金とは、板金加工を依頼するための試作を作る段階のことです。試作であるため1個から発注可能で、短納期にて仕上げられます。
板金加工では金型を作らなければならない場合、納品まで1ヶ月ほどかかることも珍しくありません。しかし試作板金であれば2週間ほどと短期化され、業者によっては即日納品可能となることもあります。
試作板金のメリットは次のとおりです。
1個から発注可能で、短納期・低コストにて製作できるのは試作板金の大きなメリットです。また試作であるため、実際の製品がどのように仕上がるか、完成品を実際に目で見て確かめられることもメリットと言えます。試作でなくとも、小ロット生産にも対応可能です。
また試作を作ることにより、さらに優れた製品へと改良もできます。板金加工をいきなり依頼するのはハードルが高いと思う場合、試作板金にて完成品を確認して、本依頼とするほうが不安がありません。
試作板金では1個から発注可能であることがほとんどですが、その分、1個あたりのコストは大量発注のときよりも高くなります。またアルミの溶接は高い技術力を要するため、依頼できる業者が限られるかもしれません。
板金加工の試作を依頼する際に、品質を確保するには材料の選定や指示が必要となることがあります。特にアルミの溶接は無難易度が高いため、材料や厚みを吟味したり、溶接の方法、溶接箇所の変更などを指示しなければなりません。
試作板金で絞り形状を希望する場合は、部品を別にして溶接したほうが納期が早くなります。本来であれば、絞り加工には金型が必要です。そのため金型を製作する期間が生じてしまいますが、絞り形状の部分のみ別部品とすれば金型を制作する必要がなくなります。
もし納期を短くするなら、ステンレス材を選ぶべきです。鉄メッキ材はよく選ばれる材質ですが、メッキ処理の期間がかかるため納期が長くなります。
しかしステンレス材であれば、納期を3日ほど早められるかもしれません。外観品質を確認するための試作板金であれば、鉄メッキではなくステンレスを選んだほうが早く試作品を確認できます。
試作板金は1個から対応可能であることも多く、低コストで試作品を作れるメリットの多いサービスです。しかしデメリットや注意点もあるため、板金加工依頼の際にはそれらも含めて考えたうえで依頼しなければなりません。
また依頼の際に知っておきたいことは、試作板金のことだけではありません。当サイトでは板金加工依頼時に知っておきたい基礎知識についてご紹介しています。依頼の流れや加工の種類、費用など、気になることをまとめていますので、板金加工依頼前の参考としてぜひご覧ください。
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