板金加工の方法を大きく分けると、作業で行う「手板金」と、機械を使って行う「機械板金」の2種類に分かれます。どちらを選択すべきか悩んでいる方のため、それぞれのメリットとデメリットについて紹介します。

手板金のメリット・デメリット

手板金のメリットとデメリットは以下のとおりです。

メリット

流曲線や、ハンマーを細かく叩いて行う加工など、機械では対応できないような複雑な加工を行えるのは大きなメリットです。また、ほんの数個程度のみ加工する場合なども手板金が適しているでしょう。
オーダーメイド製品に対応できるのもメリットです。

デメリット

一つひとつ手作業で行うことになるので、時間がかかります。納品まで時間がかかるほか、大量生産には適していません。
また、複雑な加工は可能ではあるものの、そのためには熟練した職人の腕が必要です。
プロの職人が時間をかけて対応することになるので、製品単価が高くなってしまうのもデメリットです。

機械板金のメリット・デメリット

機械板金には、以下のようなメリット、デメリットがあります。

メリット

機械板金ではあらかじめ金型を作ったあと、金属板をはさんで加圧するといった工程で加工します。作業をする際にはボタン操作などを行うだけで良いので、専門的な知識や経験を必要としません。そのため、熟練の職人がいないような場合でも対応できるのがメリットといえるでしょう。

人件費が抑えられるほか、作業にかかる時間についても手板金より短くて済むことから大量生産にも適しています。総合的なコストダウンにもつながる方法です。
例えば、数千個以上の加工を行う場合など、それらをすべて手板金で対応するのは現実的ではありません。1個あたりの加工コストについて考えても圧倒的に機械板金の方が安く抑えられます。
機械で行うこともあり、すべての加工で同じ品質を維持できるのもメリットといえるでしょう。

デメリット

機械板金のデメリットとして挙げられるのが、非常に細かい作業を伴う加工が苦手というもの。機械板金では対応できない部分などについては手板金で検討しなければなりません。また、手板金の場合は対応できる職人がいればすぐに取り掛かれますが、機械板金は先に金型を作らなければなりません。
そのため、少量生産の場合は手板金を選択した方が短納期で済むこともあります。

板金加工の種類をチェック!

手板金と機械板金には、それぞれ対応できる個数やコスト、加工にかかる時間などで大きな違いがあります。加工を依頼する際には、どちらが適しているのか判断した上で選択することが重要です。手板金と機械板金の種類については、以下の記事でまとめているので、こちらもご確認ください。

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