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板金加工機には様々な種類があり、それぞれ得意とする素材やメリットは異なります。ここでは、板金加工において、板材の切断や穴あけに必要なレーザー加工の種類の1つ、ファイバーレーザーについて紹介します。ファイバーレーザーの特徴や事例について解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ファイバーレーザーの板金加工機とはどのようなものなのでしょうか。仕組みや特徴、メリット・デメリットを解説します。
ファイバーレーザーの板金加工機は、近年登場したレーザー加工機です。従来のCO2レーザーとは異なる仕組みでレーザー光を発生させる装置を備えています。ファイバーレーザーは、細かく打てるのでピンポイントに熱を加えられるという特徴があります。そのため、難溶接材である銅やアルミの溶接にも向いています。
ファイバーレーザーは、CO2レーザーに比べランニングコストが抑えられます。なぜなら、レーザーを作り出す過程で、レーザーガスを必要としないからです。CO2レーザーは、炭酸ガスを使ってレーザー光線を作り出しますが、光ファイバーを媒質に用いた固体レーザーであるファイバーレーザーにはレーザーガスは必要ありません。また、エネルギー効率の上昇によって電気代が節約できることや、発振器がメンテナンスフリーであることもランニングコストを抑えられる理由としてあげられます。
そのほかのメリットとして、反射性が高いアルミや銅など非鉄金属を加工できることがあります。CO2レーザー加工機でアルミや銅を加工すると、レーザー光線が反射してしまい、加工不良が発生していまいます。ファイバーレーザーには、反射光抑制技術が搭載されているものが多く、加工に影響が出にくくなっています。
一方で、イニシャルコストが高い機器なので、稼働時間が短いとランニングコストが良いというメリットを活かせません。比較的、稼働時間が長い企業に向いているでしょう。
ファイバーレーザー板金加工機の2つの事例を紹介します。
SUS304 0.2tの極薄板のファイバーレーザー加工事例です。半導体の部品で、製品の平坦度が求められます。極小径穴加工で穴直径φ0.8穴間ピッチを±30ミクロンの交差で加工しています。ファイバーレーザー加工は光径が小さいため、製品への熱の影響が最小限に抑えられるという特徴があります。
ZAM鋼板のファイバーレーザー加工事例を紹介します。ZAM鋼板は、溶融亜鉛・アルミニウム・マグネシウム合金メッキ鋼板です。加工性や耐食性に優れている処理鋼板で、成型後の後塗装工程を省くことができるため多く使用されています。ファイバーレーザーは、処理鋼板のレーザーカットで威力を発揮します。
ファイバーレーザーの板金加工機について解説してきました。ファイバーレーザーは、細かく打てるのでピンポイントに熱を加えられるという特徴があります。ランニングコストを抑えられることや反射性が高いアルミや銅など非鉄金属を加工できるなどのメリットがある一方、イニシャルコストが高いというデメリットもあります。
ファイバーレーザーのほかに、板金加工には様々な種類があります。以下のページでは、板金加工を依頼する際に押さえておきたい技術を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
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