シートメタリィ
板金加工において難しいと言われているのが薄板の加工です。ここでは、薄板の板金加工について、通常の板金加工とは何が違うのか、どういった工程、方法で加工を行うのかなどについて解説します。
そもそも、薄板とは何かというと、一般的には厚みが3mm未満のものを指します。ただ、これよりも厚みがあるものを薄板ということもあるので、一概にはいえません。
大きく分けると、熱間圧延され建築業界や産業機械などで多く使用されている「熱延薄板類」と、冷間圧延され自動車や家電業界などで使用されている「冷延鋼板類」の2種類です。
薄板の板金加工には以下のような特徴があります。
板が薄い分、通常の板金加工よりも多く難易度が高まります。そのため、薄いものほど加工が難しいといえるでしょう。何ミリまで対応できるかについては選択する業者によって異なりますが、例えば0.01mmの板厚に対応できる業者・素材もあります。
加工可能の板厚については素材による違いも大きいです。
通常の板金加工とは異なる専用の加工機が必要です。そのため、薄板加工に関する特殊な経験・ノウハウも求められます。
また、プレス加工などを行う場合については、金型を部品ごとに作らなければなりません。
板厚が非常に薄いこともあり、熱による影響を受けやすいのも通常の板金加工との違いです。
薄板板金加工は、以下のような工程で行われます。
薄板加工に関する専門的な知識をもとに設計を行います。専用の金型を作る必要性などを判断しなければなりません。
ブランク加工とは、抜き加工のことです。製品に必要なサイズを板材から切り抜きます。
曲げ加工を行います。細かいラインなどの調整も必要です。
必要に応じて接合部を溶接します。材料・使用場所から適した溶接方法を判断しなければなりません。
表面処理などを必要とするものは処理します。検査を行った上で出荷となります。
薄板板金加工の主な加工方法として、以下のようなものが挙げられます
レーザーを使って融解・蒸発させる形で切断・穴あけといった加工を行います。金属以外にも使用可能です。
ワイヤー放電加工機を用いて加工を行います。加工時間は掛かりますが、精密・高精度の加工に対応している方法です。
素材に力を加え、金型に沿った形に加工する方法です。プレス加工の一種です。
熱や圧力を加えることにより、部材と部材を接合する方法です。ただ、熱を加えると薄板は歪んでしまうことが多いため、適さないケースもあります。
薄板の板金加工は、繊細な部品などが作れますが、加工は難しいです。目的としている板金加工が薄板でもできるかについては加工業者に確認してみると良いでしょう。
板金加工に関する基礎知識については、以下でも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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