シートメタリィ
近年、あらゆる産業でAIやIoTなどが取り入れられていますが、板金加工も例外ではありません。ここでは、板金加工の自動化のメリットや自動化された板金加工の事例を紹介します。
板金加工を自動化するメリットについて次のことがあげられます。
板金加工を自動化するにはコストがかかり、投資額を回収できないのではと思う方もいるかもしれません。しかし、自動化によって生産性がアップするほか、人員も削減できるので、結果的にはコストを抑えることにつながります。
いくら熟練の職人でも、何時間も同じ作業をしていると、疲れが出てミスが生じやすくなります。一方で、板金加工の工程を自動化すれば、機械は同じ速さ、同じクオリティで何時間も作業できるので、全体の精度の向上が期待できます。
板金加工の中でも、折り曲げ加工は特に作業者の負担が大きい作業です。腰を痛める人も多く、人員の削減は難しいと考えていた企業は多いでしょう。しかし、板金加工を自動化し無人化すれば、作業者の負担を大幅に減らすだけでなく、人員の削減にもつながります。
自動化された板金加工の3つの事例を紹介します。
中部地方で配電盤用の筐体、扉、パネルなどを製造している板金加工メーカーでは、ブランキング設備とパネルベンダーを自動化しています。導入前は、配電盤の素材が重いため、作業者の負担が大きく、腰を痛めてしまうことが多発。また、多品種少量生産で、生産効率のアップが難しい状況でした。ライン生産にしてからは、重量物をプレスブレーキで曲げる割合が約80%減少し、作業者負担の大幅軽減につながっています。
機械製造を行う企業では、薄板板金プレス部品加工の検査や搬送工程でロボットを導入しています。以前は、多品種少量生産のため、検査を行う作業員の負担が大きいことや、検査の品質にばらつきがあり、利益を生むのが難しい状況でした。材料位置決めロボットや画像処理カメラなどロボットシステムを導入してからは、部門人員の削減や流出不良を抑制できたほか、生産性は約16倍にアップしました。心配していた導入コストも約4.8年で回収できたということです。
高精度精密板金の企業では、溶接や曲げ工程に、操作が簡単で人間と協働できるロボットを導入しています。産業用のロボットは熟練の職人が扱う必要がありますが、導入したロボットは、誰でもプログラムが作れるように設計されているので、新人の方でもすぐに使用できます。溶接を自動化するメリットとしては、だれでも数日で1人前になれることや、手作業よりも高品質に仕上がることがあげられます。曲げ工程では、搬入の作業をロボット化しています。以前は1日に1,000回以上も搬入していましたが、ロボット化することで時間のずれもなくなり、高いクオリティで効率よく作業を行えるようになりました。
板金加工の自動化は、コストや精度、省人化の面で大きなメリットがあり、実際に様々な企業で自動化やロボット化が行われています。
板金加工業者によって自動化の進み具合は異なるので、設備や工法も把握した上で依頼しましょう。以下のページでは、板金加工を営む業者についてまとめています。各社の特徴なども紹介しているので参考にしてみてください。
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