シートメタリィ
医療機器に施す板金加工は、高い精度と品質が求められます。本記事では、医療機器用の板金加工における注意点と、施工事例などをご紹介します。
医療機器用の板金加工では、ステンレス材と鉄材の両方を使用します。衛生面を重視する製品はステンレス材を使用するなど、用途に応じて適切な素材を選び、加工することが重要です。ステンレス材は錆びにくいほか、洗浄などの管理がしやすいため、医療用板金の材料として重宝しています。
鉄材やアルミ材を使用する際には、塗装やメッキ、アルマイト処理などの表面処理を施して、耐食性を高めることもポイントです。特に外装部品の場合は強度が求められるため、外部に鉄材の圧板を使用して、コストを抑えながら見た目のきれいな製品に仕上げます。適切に表面処理しているかチェックしましょう。
表面に傷や凹凸があると、医療現場でケガの原因となる恐れがあるため、外観仕上げには細心の注意が必要です。滑らかに仕上げるためのバリ処理を入念に行い、利用する医療従事者の方が安心して使える製品に仕上げているか確認するようにしてください。
一般的な組み立て部品はスポット溶接を中心に施工しますが、医療機器向けの板金加工にはスポット加工のほか、アーク溶接やTig溶接、YAG溶接なども取り入れます。Tig溶接は気密性を保ってきれいに仕上げられる、YAG溶接は歪みが少ないなど、それぞれに長所・短所があります。製造する機器に適した方法を採用し、より品質の高い製品の製造に努めている業者は信頼できるでしょう。

レントゲンカメラを格納するためのアルミ製筐体の施工事例です。ファイバーレーザーを用いた穴あけ加工、曲げ加工など、さまざまな加工を施した上で、溶接仕上げをして完成しました。製作に使用したアルミはt:2.0mmのものです。

抜き加工と、ベンダー曲げ加工を施して仕上げた医療機器用の部品です。同じ加工方法で、違う形の部品製作も行っています。

医療機器向けに加工した精密板金です。外観の品質と強度を高めることを重視し、スポット溶接を採用。更に底板を別のピースにすることで、歪みのないきれいなトレイが完成しました。
医療機器の板金加工は、機器本体や部品など、さまざまな製品の製作に用いられています。対応している施工は業者によってさまざまですが、板金加工から配線組み立てまで一貫して対応している業者だと、作業ごとに外注する必要がないためスムーズです。
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