シートメタリィ
板金加工のうち、曲げ加工では、すべての形状に対応できるわけではありません。具体的にどのような形状に対応できないのかについて解説していきます。
板金加工における曲げ加工では、できない形状が存在します。例えば、以下のような形状は対応できないか、難易度が高いです。
板金加工では、上の型である「ヤゲン」と、下の型である「ダイ」に金属板を挟み、加工していく形となります。ダイには溝加工がされており、加工する板の厚みに合わせて適したものを選択していく形です。 しかし、適切な溝幅と比較して狭いもので加工したような場合、金属板に反りが発生する恐れがあるため、加工が難しくなってしまいます。また、対応が可能でも傷がついてしまうようなケースも多いです。
例えば、正方形のように、部分的に金属が重なり合うような場合、加工が難しいことがあります。 正方形を作る場合、板金は3回曲げなければなりません。ですが、2つ目の角を曲げる際、中間板が干渉してしまいます。中間版を外すことによって対応できるケースもありますが、製品の幅に制限が発生してしまう点に注意しなければなりません。 また、曲げ加工ではなく、溶接加工で対応するなどの選択肢もあります。
板金加工ではさまざまな部品を作ることが可能ではありますが、限界があります。加工の限界についておさえておきたいポイントを解説します。
板金加工品については、板厚や材質、形状、穴種といったものごとに加工の限界値が設定されています。そのため、加工限界値を下回るような加工はできません。 この限界値については、設計内容や加工メーカーによって異なるので、詳細については加工を依頼しようと考えているメーカーに確認してみると良いでしょう。
板厚、材質、形状、穴種などに設定されている加工の限界値を下回るようなケースでも、特殊な道具を使用することにより対応できる場合があります。ただし、特殊な道具を使用する場合は、通常の板金加工と比較して費用が高くついてしまうケースが多いです。 どの程度の費用がかかるのかについても確認しておきましょう。
曲げ加工は板金加工でさまざまな部品を作る際に活用されていますが、どのような加工でも対応できるものではないため、注意しなければなりません。作りたいものがある場合、あらかじめ板金加工が可能か確認した上で計画していく必要があります。
また、板金加工に関する基礎知識についても事前におさえておいたほうが良いでしょう。以下では板金加工依頼時に知っておくべき基礎知識について解説しているので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
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