シートメタリィ
板金加工の品質を担保するための方法はさまざまです。設計時からできることもあるため、依頼の前に品質確保について知っておく必要があります。ここでは板金加工の品質向上のための方法と、具体的な実施事例をご紹介します。
金型を製作するにはコストがかかります。しかし簡易的な金型であれば10,000円以内と比較的安価に製作できるケースも多く、使用すると多くのロットを加工する場合に完成品のバラつきを防ぐために役立ちます。
特にU字型曲げ加工における品質向上に適した方法です。
設計の段階から研磨を意識することで、板金加工の品質向上を目指すこともできます。特にステンレス製の部品においては外観の品質が重要とされるため、研磨の方向を長手方向に設計すれば美しく仕上がります。
仕様上の問題がなければ、長手方向に研磨できるように設計するようにしてください。
板金加工の中でもTIG溶接が必要となる精密板金にて効果的な方法として、材料の板厚をできる限り厚くすることもあげられます。
TIG溶接はYAG溶接よりも温度が高いため、板厚を薄くすると歪みが生じることが多いものです。歪みを防ぐには板厚を厚くすることが効果的。0.5mm程度の板厚変更でもかなり歪みは軽減されます。
大きい製品をレーザー加工する場合、母材の固定が片方しかされず、反りが出てしまうことがあります。そこで板金加工における品質向上のために、外周加工を7区画にわけて切断したという事例です。反りが生じるのは熱がこもってしまうためであり、細かく加工することにより熱のこもり方が少なくなり、反りを大幅に軽減できました。
曲げ加工の際には金型のヤゲン痕がつくため、ウレタンシートを用いて外観の品質を確保した事例です。板金加工において、チタン・ステンレスなどの製品は見た目の美しさが重視されます。そのためウレタンシートをかぶせたまま加工を行うことでヤゲン痕を防ぎました。外観の品質向上だけでなく、補修作業をなくすことによるコスト削減効果、納期の短縮化も期待できます。
板金加工製品を美しく、精度高く仕上げるにはそのための方法を知っておくことが大切です。たとえば大量の曲げ加工には簡易的な金型を使い、板厚を厚くして反りを防止したりする方法が考えられます。外観が重視される製品においては、表面仕上げも考慮した設計を行うと、板金加工の品質向上に効果的です。
板金加工を依頼する際には、品質の担保以外にもさまざまに知っておくべきことがあります。当サイトでは依頼の際に知っておきたい基礎知識をまとめて解説しており、事前の参考にしていただくと品質の確保にも役立つでしょう。
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