シートメタリィ
板金加工では「スプリングバック」が生じることがあります。スプリングバックとは、曲げ加工における元に戻ろうとする応力によって、角度が変化する現象のことです。ここではスプリングバックの原因と、効果的な対策方法についてご紹介します。
板金加工におけるスプリングバックの原因には、次のようなものがあります。
板金加工でスプリングバックが生じる原因はさまざまです。まずスプリングバックとは、曲げを行ったときにワークの内側に生じる元に戻ろうとする応力のこと。そのため板厚の厚みや材質の強度、バリの位置などにより生じやすさが変わります。
また1回の加工ですべての曲げを完了させようとすることも原因のひとつです。スプリングバックの原因を知っておけば、対策も施しやすくなります。
スプリングバックを生じさせないようにするためには、曲げ加工において、複数回に分けながら少しずつ行うことが効果的です。
一気に指定の角度まで曲げようとすると、スプリングバックや割れが生じてしまいかねません。しかし、たとえば2~3回に分けて少しずつ加工を行い、加圧を緩めることにより意図的にスプリングバックを引き起こすと完成度が高まります。
コーナーを抑え込む方法もよく活用されます。この方法は「ストライキング方式」と呼ばれており、パンチの両隅に出っ張りを設けることでコイニング方式の曲げに近づけられるようになる方法です。
パンチの形状が特殊とはなりますが、多量生産におけるスプリングバック対策として知られています。
Vノッチと呼ばれるくぼみをあらかじめつけておき、パンチの刃先がVノッチに当たるようにして加工を行うことも方法のひとつです。刃先とVノッチの間で加工物をプレスする形となります。
板金加工において生じるスプリングバックは厄介なものですが、対策法がないわけではありません。スプリングバックが生じる原因を把握し、対策をとっている板金加工業者を選べば失敗がないでしょう。
ただし板金加工業者選びのポイントはそれだけではありません。当サイトでは依頼の際に知っておくべき基礎知識について、依頼の流れやコストダウンの方法も含めさまざまに掲載しています。初めて板金加工を依頼する際には、以下のページを参考にすれば納得のいく完成度の製品ができあがってくるでしょう。
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