シートメタリィ
板金加工を依頼するにあたり、どの程度の費用がかかるのかについて解説しています。全体的な相場や、費用の内訳について確認しておきましょう。
板金加工において、相場はあってないようなものといえます。 例えば、そのまま転用できる金型があれば安く済みますが、なければ一から作らなければならないため、費用がかかります。加工する際に具体的にどのような方法を選択するのかについても板金加工業者によって異なるため、費用のばらつきが大きいです。
一つの目安としては、1工程30~100円程度(※)です。 あくまで目安であるため、これ以上にかかる場合もあります。また、詳しくは以下で解説しますが、実際に板金加工を依頼する際には、加工費以外の費用も発生します。
板金加工を依頼する場合、大きく分けると、以下のような費用が発生することになります。
母材単価から確認しておくと良いでしょう。どの金属材を選択するのかによって費用が変わります。
一般的に鉄は安く、ステンレスやアルミ合金についても鉄ほどではありませんが費用を抑えられます。真鍮や銅になると高額であるため、費用を抑えたいのであれば、鉄やステンレスを活用できないか検討してみると良いでしょう。チタン合金ともなると、銅の数倍もの母材単価となります。
素材費用とは別にかかることになるのが、加工に必要な費用です。複雑な加工をするほど費用がかかります。 具体的にどのような加工に対しどういった費用がかかるのかについては、ほとんどの板金加工業者で公開されていません。直接問い合わせをし、見積もりを出してもらう形となっています。
板金加工費用の中には、人件費が含まれています。段取り費と呼ばれるものに含まれることも多いです。加工難易度が高いものほど人件費が高くつくことがあります。 近年は機械のオートメーション化によって人件費を抑えている業者も増えてきました。
配送のための送料です。金属は重いものが多いことから、送料が高くついてしまうこともあります。
板金加工の依頼について検討する際に、気になる費用相場などを解説しました。具体的にどの程度の費用がかかるのかについては、依頼する板金加工業者によって大きく異なります。 そのため、気になる板金加工業者に対し、直接問い合わせをしたほうがわかりやすいでしょう。特殊加工を必要とするのか、どの程度の個数を依頼するのかなどによっても費用は変わります。 また、希望の納期によっても追加費用がかかるケースがあるので、相談してみるのがおすすめです。
他にも板金加工をするにあたりどのような基礎知識を覚えておけば良いのかについては以下で紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
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